お疲れ様でした。人生で1番ポケモンに向き合ったのに最後勝てなくて悔しいです。しばらくポケモン出来ないので記事書いて区切りをつけます。いつもより構築経緯等の考察を深く書こうと思います。

【コンセプト】
構築経緯
【個体紹介】
〈ホウオウ＠拘りスカーフ〉
〈ヤドラン@隠密マント〉
〈ドオー@黒いヘドロ〉
〈ラウドボーン@厚底ブーツ〉
〈バルジーナ@ゴツゴツメット〉
〈キョジオーン@食べ残し〉
【選出】
【後語り】
【SpecialThanks】

【コンセプト】

・受けループ

・後投げから相手を削り切る

構築経緯

前期は〝受け切ること〟を目標にした受けループを使っていたが、自分自身がレギュレーションFで得意としていた〝削り切ること〟を目標にした受けループを組むことにした。

レギュレーションFの並びの例を上げてこの系統の受けループの強い点や特徴を説明しようと思う。これはS16(最終24位)の並びである。この構築の強い点はトドロクツキによる上からの縛りによる詰め、クレセリアの積みによる詰め、ガチグマの高火力による対面的な詰めの3種類の強力な〝能動的な詰め〟を行えることである。受けループという構築は大抵〝受動的な詰め〟を主な勝ち筋としている。これが受けループの弱い点であるが、それらを解消することが出来た受けループを組むことが出来ていた。

さらにこの受けループで強い点はトドロクツキというSの高い駒が採用されている点である。受けループという構築は後手に回る構築なため、上から叩ける上に受け出しが可能なポケモンは貴重である。少なくとも、その駒より遅いポケモンが崩しの場合、100%負けになる事態が起こりにくい。レギュレーションFではこのトドロクツキが、受け崩しとしてメジャーだった剣舞オーガポンや悪巧みイーユイにも勝てるようになることが大きかった。したがって、様々なポケモンに受け出しが可能な耐久、耐性がある且つSの速いポケモンを採用したいと考えた。

そこで、上からスイープすることが可能で且つ、特性と耐性により有象無象に後投げが可能なスカーフHSホウオウを主軸にし、このポケモンを詰めの駒として組むことにした。ホウオウが黒バドを抜く速さがあるためどんな構築にも投げれると考え、選出パターンを禁止伝説ごとに考え、組んでいった。 ミライドン入りへの回答としてフェアリーテラスホウオウ＋ドオーと考えていたため、水ウーラオスの引き先にもなれる貯水HDドオーを採用。

また、黒バドレックスへの詰めとしてホウオウ＋キョジオーンが強く、加えて塩漬けでの削りでホウオウをサポート出来ると考えHDまもみがキョジオーンを採用した。

次にコライドンにはフェアリーホウオウ＋ラウドボーンで見たいと考えたため、ステロや対ザシアンを考慮して水テラスブーツラウドボーンを採用した。

さらにホウオウを通す、またサイクルを回す上で障壁となるステロディンルーやカバルドンに展開を取れ、きりばらいでの設置物解除が出来て、ウーラカイリューに叩きや毒に負荷をかけれるHBバルジーナを採用した。

最後にキョジオーン対策として、また水ウーラオスに強い駒として隠密マントヤドランを採用した。

【個体紹介】

〈ホウオウ＠拘りスカーフ〉

テラスタイプ：フェアリー

特性：さいせいりょく

性格：ようき

実数値：213-151-116-×-175-149

努力値：H252 A4 B44 D4 S204

技構成：光の壁地震ブレイブバード聖なる炎

調整：

B-意地カイリューの鉢巻逆鱗確定耐え

D-控えめ黒バドレックスの＋2アスビ致死率18.7%(臆病確定耐え)

S-最速黒バドレックス抜き

この構築の軸。黒バド暁ガチグマ意識で光の壁、フロルミライへの打点として地震、あとはメインウェポンの聖なる炎とブレイブバードを採用した。後投げして上から殴って引いてまた殴る。再生力により無限に相手を殴ることが出来るのが強かった。相手視点上から縛って勝ちだと思っている展開で、上からの驚愕スカーフホウオウで全抜きしていく動きが強かった。また受け出しから上から殴るのが強く、縛られている相手は引かざるを得ないことが多いため、引き先にダメージが入り、またこちらは引くだけで再生力によって無限に回復出来るので強かった。耐久と素早さを両立しているHSだからこそ勝てる試合が多くて最高のポケモンだった。受け駒としての性能、スイーパーとしての性能の2つの性能が高く、パーティに入れるだけで一石二鳥の神ポケモン。

役割対象：この世の全て

〈ヤドラン@隠密マント〉

テラスタイプ：フェアリー

特性：さいせいりょく

性格：ずぶとい

実数値：202-×-178-121-100-50

努力値：H252 B252 C4

技構成：怠ける悪巧みサイコノイズ熱湯

調整：

HBぶっぱ

B-意地パオジアンの珠電気テラバで致死率6.2%

キョジオーン入りに投げる駒として採用した。キョジオーンを起点にし、身代わり貫通で回復を防げるサイコノイズ、ディンルー等への打点として熱湯を採用した。コライドンやカイリュー意識でフェアリーテラスで採用した。グライオンも崩すことが出来、また毒も再生力があるため困らず強かった。水ウーラオスに強い顔をしているのは偉いが、剣舞はきつい。パーティ上ゴツメに見えるため鉢巻水流を牽制するのに役立った。(と思う)補完枠として十分な働きをしてくれた。

役割対象：キョジオーン、ウーラオス、その他受け系統

〈ドオー@黒いヘドロ〉

テラスタイプ：ゴースト

特性：ちょすい

性格：しんちょう

実数値：227-95-91-×-167-40

努力値：H172 B84 D252

技構成：自己再生毒菱毒毒地震

調整：

B-陽気鉢巻ウーラオスのインファイトをヘドロ込み2耐え

D-余り最大

ミライドンにホウオウと合わせて安定させる駒、またウーラオスに強い駒として採用。カイオーガやミライドンに対して投げてどくびしを撒くことでテンポを取っていく。ウーラ受けの顔をしているが、氷技持ちのウーラオスが多いのでウーラを一任はしないように心掛けた。ちなみに調整はかなり惰性でボックス個体の流用。陽気鉢巻ウーラオスなんて多分いない。

改善案↓↓↓

役割対象：カイオーガ、ミライドン

〈ラウドボーン@厚底ブーツ〉

テラスタイプ：みず

特性：てんねん

性格：ずぶとい

実数値：211-×-167-131-95-86

努力値：H252 B252 C4

技構成：怠けるアンコール大地の力フレアソング

調整：

HBぶっぱ

B-意地ウーラオスのパングロ水流が致死率6.2%

C-大地の力でH振りキラフロルが62.5%で1発

コライドン、ザシアン、炎オーガポンに強い顔をする枠。コライドンのドラゴン技は受からないので、他のフェアリーテラスポケモンと絡めて頑張る。フェアリーテラスが4体いるので大体なんとかなる。アンコールは遅い絡め手を縛ったり、思わぬ勝ち筋になったりして偉かったが、鬼火で拾えてた試合もあったので一考の余地あり。ゴチルザシアンやパオゴチル等のゴチル絡みを拾うことが出来て偉かった。またヘイラッシャと異なりブーツによるステロ耐性や高速回復技、オーガポンへの安定性が強かった。オーガポンが型破りなため、剣舞がラウドボーン単体だと苦しいがホウオウの圧力でテラスを切ってくれるため、ラウドボーンの時代が来る試合が多かった。テラスタイプは水ザシアンやウーラオス、悪技持ちのパオ意識で水テラス。

役割対象：コライドン、ザシアン、オーガポン等

〈バルジーナ@ゴツゴツメット〉

テラスタイプ：フェアリー

特性：ぼうじん

性格：わんぱく

実数値：217-85-158-×-115-114

努力値：H252 B148 S108

技構成：羽休め霧払い毒毒叩き落とす

調整：

B-意地コライドンの炎テラスフレアドライブ確定耐え

D-臆病バドレックスの＋1テラスドレインキッス確定耐え

S-アタッカー以外のアンコカイリュー抜き

対ディンバドウーラカイリュー最終兵器。ディンルーに投げて霧払いして毒押したり叩き押したりすると相手が崩壊していく。霧払い読みの引きが見える場面で叩きを強気に押すとウーラオスの鉢巻が叩けて楽しい。持ち物はウーラオスやその他接触技意識ゴツゴツメット。叩きは相手の火力アップアイテムを落としたり、コライドンのイカサマダイスを叩くとラウボで安定するようになったりとかなり強い技だった。ディンルーのステロを解除する方法がフロルのキラースピンやアマガの霧払いくらいしか無いこのゲーム終わってるだろと嘆いていたが、こいつが全部解決してくれた。正直何故使われていないかが理解出来ない。ステロさえ解除出来たらホウオウで無双出来る。

役割対象：ディンルー等

〈キョジオーン@食べ残し〉

テラスタイプ：フェアリー

特性：きよめのしお

性格：わんぱく

実数値：207-120-165-×-142-56

努力値：H252 D252 S4

調整：

黒バド意識HD

B-意地コライドンの炎テラスフレアドライブ確定耐え

D-できるだけ高く

S-同速が嫌なので4振り

まもみが最強ポケモン。塩漬けして削りを入れてホウオウの圏内に入れる。わんぱくHDで採用すると、残飯も相まって物理も特殊もどちらもある程度硬いのでハバタクカミやパオジアンなど、様々なポケモンに投げれた。黒バドレックスに対してもスカーフホウオウやバルジーナと力を合わせることで頑張れる。黒バドに毒か塩漬けを入れて、タイプ受けでうにょうにょして処理出来る。身代わりの枠はステロやベビーボンバー、地震等も候補。ただみがまもが単体としての最大値だと感じ、シンプルに強かった。

役割対象：黒バド、ハバタクカミ等