【S16最終24位/R2162】三月ループ

・結果 TN15 最高最終2162

最終日20勝5敗

TN烏の歌に茜 最高最終2154

最終日25勝8敗

シーズン16お疲れ様でした。かっこいい構築出来たので記事にしようと思います。

【コンセプト】

三月ループ。純正受けループ。相手の電磁波を拒否する。

【構築経緯】

まずは前期の構築をベースにした。 ↓↓↓ (最終90位/R2123)

この構築の課題として、ハバカミ、ブリジュラス等の電磁波が重たく、電磁波の入ったクレセリアが崩されるといった展開が多かった。そこで、ハバカミを受けつつ水ウーラに対する性能を確保出来るドオーを採用した。また、ディンルーやキョジオーンに負ける試合も多かったため、それらに強く有利対面で相手にかける負荷が大きく強いガチグマを採用した。S15は2月で月2匹、S16は3月で月3匹でかなりエモくなった。

【個体紹介】

【トドロクツキ@竜の牙】

陽気H180 A108 B4 D4 S212

羽休め/地震/叩き落とす/逆鱗

テラスタイプ:ドラゴン

1匹目の月。竜の牙ドラゴンテラス逆鱗で凄いことが起きる。テラス逆鱗てH振りオーガポンが81.2%で1発、テラス無し逆鱗でイーユイが確定1発と、火力がかなり出る。逆鱗の一貫を取ってスイープすることが多かった。地震の枠は当初ストーンエッジにして使っていたが、有象無象の鋼に打点が無くなるのが悲しかったため、地震を採用した。またイーユイ入りには100%選出した。よく焼ける。それでも速くて火力あってかっこよくて強かった。トドロクツキがいると構築の見た目の偏差値がかなり上がって好き。

役割対象:イーユイ、オーガポン等トドロクツキより遅い有象無象

クレセリア@隠密マント】

穏やかH180 D252 S76

月の光/瞑想/冷凍ビーム/サイコショック

テラスタイプ:鋼

2匹目の月。前期からの続投であり、この受けループでおそらく最も選出率が高いポケモン。というかほぼ全ての対戦に投げてるレベルで選出している。サフゴやその他の積みポケモンと積み合うための瞑想、またタケルライコ等の瞑想ポケモンと積みあった時に強いサイコショックカイリューランドロスに通る冷凍ビームを採用。ガチグマにテラス込みでかなり安定して見れるのが偉い。また特殊受けだが、物理にも役割が持てるのが前期同様偉かった。

役割対象:ガチグマ、カイリューランドロス

【ガチグマ@シルクのスカーフ】

控えめH204 B28 C36 D228 S12

月の光/大地の力/ハイパーボイス/ブラッドムーン

テラスタイプ:炎

3匹目の月。ディンルーやキョジオーン、ハバタクカミ、ブリジュラスに強く、また有利対面を取った時にかなり負荷をかけることが出来るため強かった。またキョジオーンに関してはピクシー等を使って対策していた頃が馬鹿らしくなるほど簡単に勝てた。このポケモンはノーマルタイプなのでハバカミやサーフゴーのシャドボの一貫を切れて強かった。テラスはオーガポンに強いことやハバカミのムーンフォース、サーフゴーのゴールドラッシュを半減で受けれる炎で採用した。HD方面は臆病眼鏡ハバカミのテラスムンフォ耐え、サーフゴーの眼鏡ゴールドラッシュ耐え。マジで強かったです。

役割対象:ディンルー、ハバタクカミ、ブリジュラス、キョジオーン等

ドヒドイデ@ゴツゴツメット

呑気H252 B252 D4

自己再生/黒い霧/毒突き/毒菱

テラスタイプ:フェアリー

いつものやつ過ぎて書くことが無い。剣舞ウーラオスハッサム意識で黒い霧、有利にサイクルを回すことが出来る毒菱、ハバカミやオーガポン意識で毒突きを採用した。テラスはパオの噛み砕く半減や悪ウーラオス、ドラゴン無効等の理由からフェアリーで採用した。

役割対象:ハッサム、ウーラオス

【ドオー@黒いヘドロ】

慎重H204 B52 D252

自己再生/のろい/毒々/地震

テラスタイプ:毒

今期のMVP。ハバカミの電磁波をケア出来る神。貯水にすることで、水ウーラオスを見ることが出来るため、ドオークレベクレセのような選出で電磁波をケア出来て強い。Bは雑に52振りだが、ウーラオスを意識するならもう少し伸ばした方が良いが、眼鏡カミ考えるとDも欲しくて努力値難しい。技構成は、剣舞ラオス意識でのろい、カイリュー等の浮いてるポケモンにも通る毒毒、通りの良い地震で採用した。のろいのB上昇のおかげで後投げしてきた物理ポケモンに毒を入れられたりして強かった。テラスは毒にしているが、最終日1度も切らなかった。ドオークレベでラオスを見れるのが強かったしよくそれをやった。

役割対象:ハバタクカミ、水ウーラオス

クレベース@食べ残し】

腕白H252 B252 D4

自己再生/鉄壁/ボディプレス/氷柱針

テラスタイプ:格闘

前期と持ち物だけ違ういつものクレベース。テラスと技構成については今更言うことは無いが、クレベースが自由に動けるターンがあると強いため、食べ残しで採用。鉢巻カイリューにも多少余裕が持てて偉い。普通にいつも通り強かった。

役割対象:パオジアン、カイリュー

【激重ポケモン

サーフゴー

【後語り】

今期の目標は30位以内だったので達成出来て良かったです。また、まっっじでもっっと強くなりたいと思えました。いつか受けループで全員を解らせたいと思います。 ポケモンは完全努力ゲー、そして熱ゲーなのでこれからも継続して頑張ります。

【宣伝】

YouTubeそろそろ動かしていきます( * ॑꒳ ॑*) ↓↓↓ https://www.youtube.com/@ichigopoke

SpecialThanks

・は疑問さん→勝てたのガチでは疑問さんのおかげ

・倉本さん→ないす

【S15最終90位/R2123】二月ループ

TN15

最高207x最終1990

TN透明哀歌

最高最終2123

シーズン15、お疲れ様でした。もっと勝ちたかったですが、良い感じの並びが組めたので記事にします。

【コンセプト】

今期は従来のハピクレベのように「受け切る」というような受けループは後手に回るため弱いと感じ、「削り切る」というような受けループを組むことにした。

【構築経緯】

オーガポンやイーユイの上を取れ、上から制圧していく動きが出来るトドロクツキがガチで革命だったのでこいつを使って勝ちにいくことにした。 またこの受けループでおそらく最も多い選出であるドヒドツキクレセが強かった。トドロクツキは殴る性能に長けているが、受け出し性能に関しては低いため、ドヒドイデ+鋼クレセリアで物理も特殊もある程度対応していた。 ドヒドイデクレセリア、トドロクツキで重いパオジアン受けにクレベース、サーフゴー受けにハピナスを採用。最後の枠はもともとラウドボーンを採用していたが、オーガポンはドヒドツキである程度見ることが出来て、またドヒド+鋼クレセは鋼竜舞カイリューに負けるため、竜舞カイリューに強くウーラオスやパオジアンへの性能を最低限確保出来るヘイラッシャを採用した。

【個体紹介】

〈トドロクツキ@オボンのみ〉

陽気H180 A108 B4 D4 S212

羽休め/蜻蛉返り/地震/叩き落とす

テラスタイプ:地面

革命ポケモン。Sは最速ジャローダ抜きにしてあるため、ウーラオスやサーフゴーは勿論、イーユイやオーガポンの上を取れるため、ツキで制圧していく試合展開を取ることが出来る。Aは地震でH4イーユイを確定1発、テラス地震でH252テラス後炎オーガポンを確定1発のラインまで振っている。 このポケモンの強い点は高いAとSだけでは無く、相手の持ち物を無くせる叩き落とす、さらに有利対面を作り展開していける蜻蛉返りもまた強かった。地面テラスは電磁波無効で熱かった。また呪いキョジに対しても多くがHDなので、ツキを絡めて処理することもあった。持ち物は行動回数を増やせるオボンのみ。トドロクツキを使っていると相手より上の立場でポケモンバトルをしている気がして楽しい。ただ耐性は優秀だが、受け性能はそこまで高く無いため注意して扱う必要がある。ただトドロクツキが強いだけの試合がよく発生して楽しかった。ツキドヒドクレセとよく投げるが、月と星と月で夜空感凄い。

役割対象:イーユイ、オーガポン等

ドヒドイデ@ゴツゴツメット

呑気H252 B252 D4

自己再生/黒い霧/毒菱/毒突き

テラスタイプ:フェアリー

いつものやつ過ぎて書くことが無い。剣舞ウーラオスハッサム意識で黒い霧、有利にサイクルを回すことが出来る毒菱、ドヒドツキクレセだとハバカミを割と舐めているので毒突きを採用。前使っていたやつのヘド爆が毒突きに変わっただけ。毒々が欲しい時もあったが、今回は採用まで至らなかった。

役割対象:ウーラオスハッサム、オーガポン等

クレセリア@隠密マント〉

穏やかH180 D252 S76

月の光/瞑想/冷凍ビーム/サイコショック

テラスタイプ:鋼

汎用特殊受け。正直この受けループのハピナスはおまけである。サーフゴーをドヒドクレセで見る選出をすることも多かったため、Sは遅いサーフゴー辺りを抜けるように振った。また、アンコールカイリューを抜けているだけで見える景色が変わるのでSをかなり伸ばした。ガチグマに対してかなり安定して強い。塩漬けやサイコノイズ、シャドボや放電等の追加効果意識で隠密マントを採用した。サイコキネシスではなくサイコショックである意図としてはタケルライコやラティ系統との瞑想の積み合い意識や、ハバタクカミに対する打点を考えてのことである。またカイリューを地面に着けるのもクレセリアの仕事であるため、冷凍ビームを採用した。クレセリアハピナスやラッキーと異なり、物理ポケモンカイリューやランドなどのように見れる範囲広いため、トドロクツキを選出に組み込む上で重要なポケモンだった。

役割対象:ガチグマ、カイリューラティアス

クレベース@厚底ブーツ

腕白H252 B252 D4

自己再生/鉄壁/ボディプレス/氷柱針

テラスタイプ:格闘

ドヒドイデの何倍もいつものやつ。いつもの過ぎて書くことが無さすぎる。パオジアンの数が多い以上、受けループには必須のポケモンである。テラスで個性を出したくなるが、パオジアン受けな以上、悪半減である悪、格闘、フェアリーのいずれかになる時点で選択肢が少な過ぎる。

役割対象:パオジアン、カイリュー

〈ヘイラッシャ@食べ残し〉

腕白H252 B252 D4

守る/眠る/ウェーブタックル/地割れ

テラスタイプ:炎

ちょっと変わったヘイラッシャ。普通のヘイラッシャと変わっている点はウェーブタックルと炎テラスである。炎テラスはテラバパオジアン、オーガポン意識。ウェーブタックルはパオジアンやオーガポンへの打点を意識した。地割れの枠は元々地震だったが、フェアリーカイリューに負けて萎えたので地割れにした。ウェーブタックルの火力が出て強かった。ヘイラッシャの削りでツキ圏内に押し込む動きもした。オーガポンは型破りで天然を無視してくるが、炎テラスを切ればかなり行動回数を得ることが出来る。最終日、初めの方で良い感じに詰めきったと思ったら鋼龍舞カイリューにクレセとドヒドが撃ち抜かれて負ける試合が複数あり、最終日の途中から使い始めたがまあまあ活躍してくれて強かった。

あれだけ批判してたのにヘイラッシャ使ってて草

役割対象:カイリュー、オーガポン等

ハピナス@フィラのみ〉

穏やかB252 C4 D252

タマゴ産み/瞑想/ステルスロック/火炎放射

テラスタイプ:水

投げつけないハピナス。サイクルをする上で、ステルスロックという技が弱い訳が無いので採用。 サーフゴーの巧みトリックの減少や、クレセとハピを共存した選出が可能なことが多く投げつけるが無くても戦えた。フィラのみがあることでステルスロックが撒けるターンが産まれ易かった。また、努力値についてだが、ブリジュラス対面ステロを撒きたかったのでBDで採用した。

役割対象:サーフゴー等

【選出】

結局相手に応じてという感じだが、ドヒドツキクレセが多かった。ガチグマ入りにはハピよりクレセを優先して投げた。

【切っているポケモン

・チオンジェンなどの宿り木ポケモンキノガッサ ・呪いキョジオーン

【後語り】

シーズン15は2ROM20スタートだったものの中々21に辿り着けず、時間が足りなかったです。最終日までにもっとレートを用意しておく必要があると痛感しました。ただ、21止め雑魚を脱却して潜りまくったことは成長でした。来期はもっと準備を入念してさらに勝ちます。

この構築は倉本さんやは疑問さんと話し合って出来上がったものなので2人には本当に感謝してます。僕も彼等みたいに頭の良いプレイヤーになりたいと思ってるし、いつか超えたいと思います。

【宣伝】

宣伝になりますが、今後大学生になり、部活漬けだった高校時代と比べて時間が出来るので、配信機材等を整えながらYouTubeをやって行きたいと思っています。 チャンネル↓↓↓

https://www.youtube.com/@ichigopoke

また、3月の中盤(予定、多少前後する場合あり)に変化技3on3という変わったルールの仲間大会を開催しようと思っています。詳細が決まり次第、告知させていただきます(^^)

SpecialThanks

・通話やチャットで構築について沢山話し合ったは疑問さん、倉本さん

・考え方は違えども同じ受けルーパーとして色んな話したorionさん

・いつもまったり通話してくれるしゃったむさん

・V.M

・一緒にポケモン合宿したヨチヨチの伝道師、くろいか

【ヘイラッシャ1on1最高1622】ヘイラッシャ批判Ⅱ

こんにちは、イチゴです。構築記事書きます。

ヘイラッシャ批判の次の記事がまさかヘイラッシャの記事になるとはね。 地割れヘイラッシャ1on1。 この大会では、ポケモンの親名、NN、ボール、色、証が変えられる。それらについて考察した。

地割れで落とされないために

まず地割れとはなんなのか。

「日照りや地震などで、地面にひび割れができること。また、その割れ目。」

これである。地割れは現象または名詞なのである。したがって、地割れを当てようとするのは間違いであり、地割れによって相手を落とそうとするのが正解である。地割れのエフェクトも見て欲しい。間違いなく地面の割れ目に落とすという技である。 つまり、落ちにくいヘイラッシャを使うのが最適解と思い、最大サイズヘイラッシャを採用した。最大サイズなことで相手を萎縮させることも狙いである。

また出る杭は打たれる、少数派は淘汰されやすい世の中である。したがって、ヘイラッシャは通常色が最適解と考え、通常色で採用した。

加えてボールだが、リピートボールで採用した。リピートボールのデザインをよく見て欲しい。

「♾️」という文字が刻まれているのだ!!!! 無限に生存する願いを込めてリピートボールにした。

さらに大きさを出来るだけ大きくするため、対戦前にサンドウィッチを食べさせたが、これは専門家の中でも大きくするため食べさせるべき、という意見と、体重が増えるため食べさせないようにするべきという2つの意見が割れている。

地割れだけにねwww

正しい地割れの使い方

次は相手の落とし方である。これで最も重要なのは愛である。ポケモンと一心同体になり、ポケモンと心が通じ合う絆が重要である。そのため、シンクロマシンを使い、大会前に文字通り一心同体になってから参加した。このシンクロ機能、何故あるのか分からない機能だったが、恐らくこの大会のために作られたのであろう。

また「当てろ!」と叫ぶのは野暮である。当てろと叫ぶのはポケモンを信頼してないからだ。僕は代わりにポケモンへの愛を叫んでいた。「愛してるよ」と。キャスでは高校三年生クソガキが、ヘイラッシャへの愛を叫び続けるといつ地獄絵図を見ることが出来たであろう。

さらに欠かせないのが、イチゴ軍団秘伝の手法、「ヨチヨチ」である。これは画面に自分のヘイラッシャが映った際に撫でて褒めてあげるというものだ。「いつもありがとう」、「ヘイラッシャちゃんかわいぃ〜!」というようにね。

ヘイラッシャちゃん、かわいぃぃぃ!!!

あとがたり

仲間大会がこれ程楽しいと思わなかった。だがここからはランクマモードで行く。運で勝って楽しいか?と対戦相手に問い続けることにする。

スペシャルサンクス

・練習会付き合ってくれた頼もしい皆さん

・ヨチヨチの伝道師、くろいか

・主催のorionさん

ヘイラッシャ批判

序章

どうも、ヘイラッシャのいる純正受けループに疑問を持っているイチゴです。ヘイラッシャというポケモン、そしてヘイラッシャを採用している受けループについて少し批判したいと思う。

勿論ヘイラッシャを使っている僕より強い人はいるので、「ヘイラッシャは弱い!」「使っている人は馬鹿だ!」という様なことは言うつもりは無い。まだ偉そうなことを語れる順位は取っていないからである。ただ、ヘイラッシャのいる純正受けループを謳う構築に対して疑問を持っているのは事実だ。それについて語ろうと思う。文章を書くことは苦手だが語るのは好きなので、書く。

〜純正受けルとは何か〜

ヘイラッシャを採用している純正受けループに対して色々言いたいことがある。したがって、まず前提として「純正受けループ」とはどんな構築なのか、説明する必要がある。

純正受けループの定義については、細かく決められてはいないが、基本的には本人が言っているかどうか、である。したがって、個人としては純正受けループとは言い難い構築であったとしても、本人さえそう言えばもうそれは純正受けループなのである。しかし、そんなことを言ってたら純正受けループについていつまでもお気持ち表明出来なくて悲しいのでここでは、純正受けループの定義また純正受けループという構築のコンセプトを仮に決めておく。

そこで、S1の倉本さんの記事(https://cramorant.hatenablog.com/entry/2023/01/05/212751)より、純正受けループのコンセプトを

全てのポケモンを受け切る

と、仮に定める。 他の記事も見たが、そもそもコンセプトが純正受けループそのものだったりしたので、コンセプトは以上に定める。また純正受けループの定義を以下の2点とする。

・全員が受け駒で構成されている(回復手段はなんでも良い)

・本人が純正受けと言っている

ここで言う受け駒とは、特定のポケモンに対して20分間の間、あるいはそれに近い時間後投げが可能なポケモンのことを指している。またここでは、純正受けループ=受けループとして扱う。

受けループの勝ち方

受けループは欠陥だらけである。選出択、切らなければいけない型の数々、欠陥を言い始めたらキリが無い。しかし、本当にただ弱いだけの構築だろうか。僕はそうは思わない。だから今に至るまで受けループを使い続けている。受けループの強い点、勝ち方について書く。

まず受けループの強い点は勝てる相手に100%に近い確率で勝てる点である。勝てる相手≒対策をしていない相手となる。いわば、雑魚狩り構築である。強い相手には負け、弱い相手に勝つ、非常にシンプルだ。したがって、強い受けループは、勝てる相手を出来るだけ多くし、全対応に出来るだけ近づけた並びを目指して組む必要がある。全対応に向けて構築をひたすら考える日々が楽し過ぎるため、受けループの醍醐味はここにあると言える。

また、受けループの強い点として、勝利の対戦の再現性がかなり高いという点がある。それは、「ウーラオスドヒドイデを投げ、パオジアンにクレベースを投げ、またサーフゴーにはハピナスを投げる」というように、大まかなプレイングが決まっているからである。したがって、当然ながら再戦にも強い。

そして、受けループの強い点として忘れてはいけないのが、練度の差である。これは興味深いことなのだが、僕ら受けルーパーは環境に存在する多くのパーティに戦い慣れている。どうやったら勝てるのか、またどうしたら負けに直結してしまうのか、理解している。しかし、受けループと対峙する側のプレイヤーは戦いに慣れていない。受けループなんて、数十戦、数百戦に1度しかマッチングしない。ここで、練度の差が発生する。TODにも、練度の差が出ることもある。まあでもここはヘイラッシャ関係ない。

ヘイラッシャ批判

本題に入ろう。今までの文章が上手く言語化出来ているか不安だが、とりあえず受けループにおけるヘイラッシャは何故弱いのかを書く。

まず、受けループという構築でヘイラッシャが弱い理由について綴る。ヘイラッシャというポケモンは、受けループの本来の強みを放棄している。それは、雑魚を安定して枯れること、対戦の再現性が高いことである。この2つは似ていることだが、前者は確率の話で、後者は対戦の流れの話という違いがある。受けループ本来の強みを放棄している理由は明白、地割れである。この技は7割で外れる上に浮いているポケモンには当たらない。受けループは本来、勝てる構築に対して100%に近い確率で勝てる構築だ。しかし、地割れという技、またヘイラッシャというポケモンは、地割れの機嫌次第では勝てる相手にも負けてしまうのである。これはヘイラッシャを使用した経験から言えることである。また、地割れは飛行タイプ等の浮いている当たらないため、飛行タイプに向かって地割れを押さなきゃいけないことが多い。安定行動を極力選択出来ることが受けループの良いところでもあるのに、カイリューラッシャ対面地割れを押さなきゃいけないのはやっていることが受けループでは無いと思う。すなわち、展開の再現性が取れないのである。以下、S11の記事よりヘイラッシャを採用しなかった理由を引用。

「ヘイラッシャを使用しない理由を書く。まず言葉の定義だが、「受かる」とは、相手の攻撃が確定3発であることを指す。それに対して、「受け切れる」とは、半永久的にそのポケモンに対して繰り出せるということを指す。従って再生技(眠るを除く)を持っているポケモンは基本的には「受かる」=「受け切れる」ということが成立する。勿論PPの関係で例外もある。 ただ、世間的には「受けポケモン」とされているが、「受かる」が「受け切れる」訳では無いポケモンがいる。それがヘイラッシャだ。ヘイラッシャは眠るのターンに引かれると、相手の攻撃が確定5発では無いと「受け切る」ことが出来ない。 従ってヘイラッシャは1-2サイクル目に自らが相手のサイクルを崩せるように地割れが多く採用される。運による上振れ下振れが激しいため、安定して勝てないと考えヘイラッシャは採用しなかった。」

また、ヘイラッシャというポケモンの性能がそもそも強くない。多くの受けループがハピラッシャ@1という選出をすることが多いが、この選出自体が安定感に欠けている。それは、ヘイラッシャが雰囲気受けポケモンで、ウーラオスもパオジアンも受からないからである。これはダメージ計算をすれば分かる話なので細かい話はしないが、これはかなり致命的である。さらに残飯まで取られるので本当に手に負えないポケモンである。

まとめ

このように、純正受けループとはどんな構築なのか、どうやって勝つ構築なのかを考えた時に、ヘイラッシャは受けループに向いているポケモンではないと言える。しかし、ヘイラッシャというポケモンそのものが弱い訳ではない。地割れによるワンチャン性能という最大の強みもある。しかし最大の強みであるワンチャン性能は受けループには必要無い。勝てる相手に安定して勝つ。それが最終的に1番勝つ方法だと考えているからだ。ヘイラッシャを使わない、それが受けループの勝つための最善の方法だと、結果で証明してみせる。今期は潜れないが、来期以降はポケモンに真剣に取り組むつもりなので、そこら辺で証明する。雑魚狩り構築である受けループ。全人類が雑魚になる構築を組むことが、俺の夢だ。そして、ヘイラッシャを使わないことが、夢への第1歩である。

【S13最終66位/R2106】だから僕は地割れを打たない

結果 TN15 最高最終2106 最終66位 (最終日 28勝18敗)

TNノーチラス 最高205x最終2022 最終199位

シーズン13お疲れ様です。イチゴです。最終2桁取れて良かったです。構築記事を書きます。

【コンセプト】

純正受けループ。限りなく再現性の高い勝ちを目指す。順当勝ち以外で勝たない。勝てる構築に確実に勝つ。それ以外は割り切る。地割れを打たない。

【構築経緯】

シーズン途中はヘイラッシャやグライオンといったポケモンをorionさんの影響もあり触っていたが、ヘイラッシャやグライオンの勝ち方は再現性に乏しく、僕のやりたいポケモンでは無いので、結局僕の好きな受けループを使うことにした。ドヒドハピクレベボーンをベースにした並びである。以下は構築の移り変わりを簡単にまとめた。直撮りのやつもあってすみません。

①S12終了時(最高2044)

②12/17 U22オフ ラウボでガポンを見る行為に疑問を感じたためラウボの枠で水ポンガッサに強いバレルを採用

③12/24-26クリスマスポケモン合宿期間 友達と一緒にポケモンする時は地割れが盛り上がると確信しヘイラッシャを採用。今までヘイラッシャを食わず嫌いしていたため実際に使い、メリットデメリットの確認をすることが出来た。

④12/29 イーユイに負けまくったためドツキ採用。画像はマントになっているが、実際はラムで採用した。残飯ボーンは見れる範囲が広がり熱い説が出てきた。

⑤1/2 最終日前日 イーユイに対する性能はドツキと比べると劣るが、汎用性があり色々な構築に投げれるラッキーを採用。

⑥1/3 最終日 キョジオーンを見る枠をピクシーからクレセリアに変更。重かったキラフロルや挑発ガチグマに強く、比較的色々な構築に投げやすい駒として採用。

【個体紹介】

ドヒドイデ@ゴツゴツメット

呑気H252 B252 D4

自己再生/黒い霧/毒菱/ヘドロ爆弾

テラスタイプ:フェアリー

〈技構成〉

剣舞ウーラオスハッサム意識で黒い霧、有利にサイクルを回すことが出来る毒菱、毒づきと選択だがウーラオスへの打点や非接触でありカイリュー等のゴツメに触らないヘドロ爆弾で採用した。

〈テラスタイプ〉

両方のウーラオスを受けれるようにするためフェアリーテラス。ボーンとセットで選出しやすい。フェアリーテラスでウーラオス両対応出来るので、ヘイラッシャを採用する意味が本当に無くなっている。

〈持ち物〉

ウーラオスやオーガポンなどの接触技意識でゴツゴツメット

〈役割対象〉

ウーラオスカイリューハッサム

ハピナス@毒針〉

穏やかH4 B252 D252

卵産み/瞑想/投げつける/火炎放射

テラスタイプ:水

〈技構成〉

悪巧みサフゴや瞑想ガチグマ意識で瞑想、サフゴ意識で投げつける、サフゴに抜群を突けて通りの良い火炎放射を採用。

〈テラスタイプ〉

イーユイ意識水テラス。イーユイにはラッキーを投げたため他のテラスでも良いかもしれない。実際はそこまで硬く無いのに、イーユイや眼鏡ハバカミ等にやれます、みたいな顔するの辞めて欲しい。普通に受かりません。

〈持ち物〉

投げつけるので毒針。

〈役割対象〉

サフゴ、ハバカミ、ガチグマ等

クレベース@厚底ブーツ

腕白H252 B252 D4

自己再生/鉄壁/ボディプレス/氷柱針

テラスタイプ:格闘

〈技構成〉

いつもの構成。剣舞パオ等の積み技持ち意識で鉄壁、鋼への打点で火力が出るボディプレス、カイリュー等のドラゴン意識で氷柱針。ヘイラッシャと違い、パオジアンを安定して受けれるというのが長所だが、聖剣つらら怯み×3で突破されることが2回あって笑えない。

〈テラスタイプ〉

岩オーガポン、悪ウーラオス意識で格闘。

〈持ち物〉

ステロ意識厚底ブーツ

〈役割対象〉

悪ウーラオス、岩オーガポン、カイリュー、パオジアン等

〈ラッキー@進化の輝石〉

穏やかH12 B252 D244

卵産み/瞑想/ステルスロック/地球投げ

テラスタイプ:毒

〈技構成〉

元々イーユイ受けとして採用したためステルスロックと地球投げは確定。サーフゴーやガチグマも見たいので瞑想を採用。

〈テラスタイプ〉

毒一択レベルで強い。ボディプレスを打ってくる特殊ポケモンや毒々や毒菱にも耐性が持てる。ドヒドラキベース選出(通称ドラベース)の時にラッキーがテラスを切ると毒菱が誰も踏まなくなって楽しい。ハピナスと違ってこいつはちゃんと硬い。

〈持ち物〉

輝石。進化の。

〈役割対象〉

テツノツツミ、サーフゴー、ハバタクカミ、イーユイ、ガチグマ等

〈ラウドボーン@食べ残し〉

図太いH252 B252 C4

怠ける/鬼火/アンコール/フレアソング

テラスタイプ:ドラゴン

〈技構成〉

特性ガードでは無いため、剣舞オーガポン意識でアンコールを採用。あとはカイリューやウーラオスに打つ鬼火、ウェポンのフレアソング。鬼火アンコフレソンという構成のお陰で、重たいディンルーに対して逆にテンポ取れたりすることがあり強かった。あとはキョジオーンの再生や身代わり、守るのタイミングに投げたりしてテンポ取ったりもした。

〈テラスタイプ〉

岩石封じオーガポン意識ドラゴンテラス。水ウーラオスに切ることもある。テラスを切るとスケショが抜群になるので、カイリュー入りには慎重に立ち回る必要がある。

〈持ち物〉

食べ残しがめちゃくちゃ良い味を出していた。カツカツな耐久を補える。スケショカイリューにも後投げ出来たりして見れる範囲が広がり強い。

〈役割対象〉 炎オーガポン等

クレセリア@隠密マント〉

穏やかH244 D244 S20 ※Hは月の光意識偶数

月の光/瞑想/冷凍ビーム/サイコキネシス テラスタイプ:鋼

〈技構成〉

ガチグマやキョジオーン意識で瞑想、ガチグマやカイリュー意識冷凍ビーム、素で火力が出て毒テラスガチグマへの打点となるサイコキネシスを採用。受けガンメタみたいなガチグマを解らせられて楽しい。

〈テラスタイプ〉

ハバカミ、サフゴ、カイリュー意識で鋼テラス、テラスを切ることでランドカイリュー辺りに強くなり熱い。

〈持ち物〉

元々キョジオーンを見る枠として採用したため、隠密マント。キラフロルのキラースピンで毒を引かなかったりサフゴのシャドボやハバカミのシャドボでDダウン引かないのも偉い。

〈役割対象〉

キラフロル、ガチグマ、弱いカイリュー

マントクレセと残飯ラウドボーンが今期特に熱かった

【「雑魚」に必ず勝つために】

有名な話だが、受けループは雑魚を狩る構築である。ただその「雑魚」というのは受けループごとに異なる。それは受けループを対策していない人が「雑魚」に該当するからだ。例えば、零度パオジアンで崩そうとする人は、ヘイラッシャでパオを受けようとする人にとっては苦しい存在だが、クレベースで受けようとする人にとっては「雑魚」である、ということがある。したがって、「雑魚」の範囲が広く、また「雑魚」に安定して勝てること、が強い受けループの条件となる。そこで、今回は安定して「雑魚」に勝つための工夫を部分的に綴ろうと思う。

〈選出択と再現性〉

受けループの選出というと、役割対象にポケモンを投げるだけの話である。しかし、実際はそんな全て上手くいく訳もなく選出択が度々起こる。選出択というのは受けループの古来からの課題であるが、こちら側の3匹で極力相手の6匹に勝ち筋を残した状態で選出することを心掛けた。また選出を雰囲気で決めてしまうと対戦の再現性が無くなり安定して勝てないので、事前にこのような択が起きたら何を優先するかを決定していた。

例を挙げるとすると相手の並びにウーラオス、炎オーガポン、パオジアン、サーフゴーがいた場合

ウーラオスドヒドイデが必要

パオジアンクレベースが必要

炎オーガポン→ラウドボーンが必要

サーフゴーハピナスが必要

となり、4枠選出が強いられるが、こちら側の選出パターンとして主に以下の3種類が挙げられる。

ドヒドイデ+ハピナス+クレベース剣舞パワーウィップ炎オーガポンを切った選出

ドヒドイデ+ラウドボーン+ハピナス →噛み砕くを採用したパオジアンを切った選出

ラウドボーン+クレベース+ハピナス →水ウーラオスを切った選出

この中では今期、③の選出をすることを決めていた。理由としては、ラウドボーンのテラスで誤魔化せたりするケースもあり、相手の6匹に幅広く対応できるのが③の選出だった。また後述の選出択の優先権によっても③になる。

〈選出の優先権〉

さらに、①絶対投げたいケース②かなり投げたいケース③出来れば投げたいケースの3つのケースに分類して選出択が起きた時にどちらかを優先するかの優先権も事前にある程度決めておいた。当然ながら、優先権は①>②>③といった感じである。

①はそのポケモン(受け側)がいないと役割対象に破壊されるケース、②はそのポケモンがいないと役割対象が苦しくなるが他で誤魔化せるケース、③はそのポケモンがいなくても成り立つがいた方がより安定して勝てるケース、といった感じである。

〈例〉

①絶対投げたいケース

パオジアン→クレベース

オーガポン→ラウドボーン

キョジオーン→クレセリア

②かなり投げたいケース

イーユイ→ラッキー

ウーラオスドヒドイデ

③出来れば投げたいケース

キラフロル→クレセリア

ガチグマ→クレセリア

このように事前に決めておくことで選出が10秒くらいで決まって楽。

グライオン、ヘイラッシャについて〉

本来だったら受けループ界隈最高の順位を取って、ここで「グライオン、ヘイラッシャを使ってる人、○○です!」みたいに強気にいこうと思ってたが、全然僕より上の人が居たので大人しめに書く。

まず僕がこの2体を使わなかった要因として対戦の再現性が低いことが挙げられる。特にグライオンは相手の行動によって試合の展開が変わることが多く、また初手のハバカミや水ウーラオスにかなり後手を取り、対戦の再現性に欠けていたため採用しなかった。受けループはそもそも後手に回る構築だが、グライオンはまもみがでテンポを取るポケモンなためかなり弱い。ヘイラッシャは、試合の展開自体に関しては再現性が低いという訳では無いが、シンプルに地割れの不安定さが「雑魚」を安定して狩れない要因になるため採用しなかった。

グライオン、ヘイラッシャのポケモンとしての性能は決して弱くは無いと思うが、このような理由から僕の目指してる構築には入らなかった。

【重いポケモン

ディンルー、カバルドン、チオンジェン、宿り木オーガポン等無数に存在

【後語り】

最終2桁チャレを逃して1年と1ヶ月の年月を経てやっと2桁取れました。この1年間で僕はかなり成長したと思います。1年前では解っていなかったポケモンも、今ではまだ完璧では無いにしろやや解りつつあります。成長したことに満足したら成長出来ないので、これより上に行けなかった弱さ、これから先の自分の伸び代を信じ向き合い、今の何倍も強く成長していきたいです。

SpecialThanks

・は疑問←相談乗ってくれた神、クレセ提案してくれた神、神オブザイヤー受賞

・V.M←一緒にBP集めてくれたりポケセン行ったりしてくれた神

・くろいか?←一緒にポケモン合宿してくれた神、留年すんな勉強頑張れ

・orion←u22オフで話してくれたり構築の話いっぱいしてくれた神

・いるか←通話してくれたりブルレクやったりオフで話したりした神

・ゆうき←いつも応援してくれる神

・その他、通話してくださったり、応援してくださった神の方々

【S12最高2044最終2008/272位】撒き散らしドラベース

結果 TN15

最高2044最終2008

TN夢に見た理想

最高203x最終1981

シーズン12お疲れ様でした。しばらくやらないと思うので記事を書く。

【コンセプト】

純正受けループ。ステロや毒菱で有利なサイクルを押し付ける。

【構築経緯】

ドヒドで炎オーガポンを見る動きに限界を感じたため、ラウドボーンで炎オーガポンを受けることにした。環境の多くのポケモンを見ることが出来るドヒドハピクレベピクシーは確定として、炎オーガポン受けにラウドボーン、ハピで厳しいイーユイ等、ステロが欲しいようなパーティを意識してラッキーを採用した。

【個体解説】

ドヒドイデ@オボンのみ】

テラスタイプ:草

自己再生/黒い霧/毒づき/毒菱

呑気H252 B252 D4

〈技構成〉

剣舞水ウーラオス等の積み技持ちを意識して黒い霧、挑発カミ意識で毒づき、イーユイ、鉢巻パオジアン等の再生を強要してくるようなポケモンを意識して毒菱を採用した。炎オーガポン受けの役割から解放されたことで技の自由度が上がった。特に毒菱はかなり強力だと感じた。

〈テラスタイプ〉

当初は両ウーラオスを見ることが出来るようになるフェアリーテラスで採用していたが、水ポンやキノガッサ意識で草テラスに変更した。殆ど切らなかった。

〈持ち物〉

ゴツメ、メンハ、タスキ、ラムのみ等を試したが、最終的には毒菱を撒いてから引いた後もサイクル介入しやすいオボンで採用した。個人的にオボン=タスキ>>ゴツメ>>メンハ>>ラムの序列。

〈役割対象〉

水ウーラオス、水オーガポン、マリルリ

ハピナス@毒針】

テラスタイプ:水

タマゴうみ/瞑想/投げつける/火炎放射

穏やかH4 B252 D252

〈技構成〉

サーフゴーを単体で見る必要があるため投げつけると瞑想は確定。ラストワンウェポンだが、特殊ポケモン全般に一貫する火炎放射を採用した。ドヒドイデが投げれないサーフゴー入りやハバタクカミ入り選出した。

〈テラスタイプ〉

イーユイ意識で水テラス。

〈持ち物〉

毒針一択レベル。毒針投げつけるの毒が大きな勝ち筋になったり、挑発カミに投げつける当てたりして強い。次点で電気玉とかになると思う。

〈役割対象〉

サーフゴー、ハバタクカミ、ガチグマ等

クレベース@食べ残し】

テラスタイプ:格闘

自己再生/鉄壁/ボディプレス/氷柱針

腕白H252 A4 B252

〈技構成〉

剣舞パオ等を受けるために鉄壁、鋼への打点としてボディプレス、カイリュートドツキ等のドラゴンを意識してつららばりを採用した。

〈テラスタイプ〉

最初はフェアリーで使っていたが、鋼テラスカイリューやトドロクツキがキツかったため格闘で採用した。

〈持ち物〉

食べ残しを採用した意図としては悪ウーラオスやパオジアンへの安定性や再生を押さなきゃいけないターンを減らせるといった理由がある。

〈役割対象〉

カイリュー、トドロクツキ、パオジアン、悪ウーラオス、岩オーガポン等

【ラッキー@進化の輝石】

テラスタイプ:毒

タマゴうみ/ステルスロック/瞑想/地球投げ

穏やかH12 B252 D244

〈技構成〉

イーユイやパオジアンに刺さるステロ、巧みサーフゴーを受けるための瞑想、安定打点として地球投げを採用。ハバタクカミやサーフゴーに打点が無いため、ドヒドイデと一緒に選出する必要があるが、ドヒドラキクレベが1番パワーのある選出だと感じた。ステロとどくびしで相手がめちゃくちゃ削れるの楽しい。イーユイ入りには積極的に投げた。

〈テラスタイプ〉

どくびしや、テツノドクガ意識で毒テラス。ドヒドイデのどくびし+イーユイのような崩しをシャットアウトした。

〈持ち物〉

輝石以外無い。

〈役割対象〉

イーユイ、サーフゴー、ガチグマ、ハバタクカミ等。

【ラウドボーン@特性ガード】

テラスタイプ:ドラゴン

怠ける/鬼火/身代わり/フレアソング

図太いH252 B252 C4

〈技構成〉

カイリューやその他物理に打つ鬼火、キョジオーンやバレル、ヘイラッシャなどの受けに強い身代わり、メインウェポンのフレアソングを採用。受けミラーはこいつで20分過ごして裏ラキハピで大体勝っていた。耐久はそこまで無い。

〈テラスタイプ〉

フェアリーや水、草等を試したが、結局炎オーガポンのために選出するので、テラス後も炎オーガポンを見ることが出来るドラゴンで採用した。

〈持ち物〉

当初は残飯アンコ型で使っていたが、クレベに残飯を渡したため、特性ガードで採用した。

〈役割対象〉

炎オーガポン

【ピクシー@火炎玉】

テラスタイプ:飛行

月の光/まねっこ/トリック/ムーンフォース

図太いH252 B252 D4 ※A個体値最大

〈技構成〉

カバディンルーやキョジオーン意識でまねっこ、物理ポケモンに無理やり火傷を入れるトリック、メインウェポンのムーンフォースで完結。今期も安定して強かった。

〈テラスタイプ〉

前期は水ポンを受けるために草テラスにしていたが、PPがシビアなのと、受けれても強い動きが出来ないため今期はドヒドに任せて飛行テラスにした。飛行テラスはディンルーやヘイラッシャに強くなれたりする。最終日2回くらい飛行テラスが刺さって勝ったので気持ちよかった。

〈持ち物〉

トリックで火傷を入れるため火炎玉

〈役割対象〉

ディンルー、カバルドン、悪ウーラオス

【後語り】

くやしい

スペシャルサンクス】

・は疑問さん

・一緒にポケセンやカラオケ行ってくれたV.M

・通話してくださった方々

【S11最終R2106/120位】月光ドヒドハピクレベ

TN15 最終120位/最高最終2106

124勝78敗(最終日12勝4敗)

TNバイオレット 最高206x最終1963

125勝87敗(最終日11勝12敗)

シーズン11お疲れ様でした。イチゴです。今期はめちゃくちゃ考えて考えて考えまくったのでレート2100取れて嬉しいです。これから更にステップアップ出来るように頑張ります。

【構築経緯、コンセプト】

<コンセプト>

純正受けループ。相手の全てのポケモンを後投げから受け切る。一撃必殺を使わない。

<構築経緯>

中盤まで使用していた並びの中で環境の多くのパーティを見るのに必要だと感じたドヒドイデハピナスクレベース、ピクシーは確定として、補完枠として挑発ガチグマ受けで最も汎用性が高いクレセリアヒードラン受けとしてママンボウを採用した。

<「受かる」と「受け切れる」の違い>

ここでは要するにヘイラッシャを使用しない理由を書く。まず言葉の定義だが、「受かる」とは、相手の攻撃が確定3発であることを指す。それに対して、「受け切れる」とは、半永久的にそのポケモンに対して繰り出せるということを指す。従って再生技(眠るを除く)を持っているポケモンは基本的には「受かる」=「受け切れる」ということが成立する。勿論PPの関係で例外もある。 ただ、世間的には「受けポケモン」とされているが、「受かる」が「受け切れる」訳では無いポケモンがいる。それがヘイラッシャだ。ヘイラッシャは眠るのターンに引かれると、相手の攻撃が確定5発では無いと「受け切る」ことが出来ない。 従ってヘイラッシャは1-2サイクル目に自らが相手のサイクルを崩せるように地割れが多く採用される。運による上振れ下振れが激しいため、安定して勝てないと考えヘイラッシャは採用しなかった。

<キノガッサグライオンを採用しない理由>

またこの構築では従来の受けループに多く入っていたキノガッサグライオンを採用していない。この理由としてはキノガッサグライオンはまもみがをする「ハメポケモン」であり後投げを前提とする「受けポケモン」としてのスペックはあまり評価してないからである。 また、グライオンキノガッサを採用する理由として挙げられる、ディンルーやカバルドン、キョジオーンに強い、ということをピクシーが満たしているからである。

<何を切るか、薄く見るか>

純正受けループにおいて重要なことの1つとして、何を重く見て、何を薄く見るか、あるいは切るか、ということがある。これにはとても頭を悩まされていたが、今回の構築で薄く見たポケモンは以下のようになる。

・薄く見たポケモン

水オーガポン、キノガッサピクシーの草テラスで対応

ロトム、サンダー、ジバコイル等→ママンボウのテラスで対応

例を上げたのを見てもらえば分かると思うが、薄く見ているポケモンに対してなるべく勝ちを拾えるように、ラスタルで対応した。

【個体紹介】

<ドヒドイデ@食べ残し>

テラスタイプ:炎

自己再生/黒い霧/毒毒/トーチカ

呑気HB特化

残飯ドヒドイデ。対オーガポンを強く意識した技構成、持ち物になっている。残飯トーチカ+黒い霧TOD性能は脅威的で、身代わりを持ったフレソン大地ラウドボーンを20分気合いで凌ぐことが出来る。また択を合わせれば毒地震グライオンにも勝てることがある。テラスタイプは炎にしたが、剣舞岩石封じオーガポンが多かったため、最後の数戦だけドラゴンテラスにした。ドラゴンテラスはじゃれつくがきついという話があるが、じゃれつく持ちは剣舞が無いため、テラスをそもそも切らなくて良いので成り立っている。オーガポン入りには必ず選出した。 ドオーの下を取るため最遅。

役割対象:オーガポン、水ウーラオスハッサムマリルリ、テツノドクガ等

<クレベース@厚底ブーツ>

テラスタイプ:格闘

自己再生/鉄壁/ボディプレス/氷柱針

腕白HB特化

普通のクレベース。シーズン途中までは残飯で使用していたが、ステロ+飛行テラカイリューなど、ステロ絡みの崩しに弱かったためブーツで採用した。他にもどくびしを踏まないのが大きい。格闘テラスは悪ウーラオス、岩オーガポン、その他色々なポケモンに対して役に立った。残飯ではなくブーツにしたことによって、毒テラスやゴーストテラス剣舞ラオスが怪しくなったが、ピクシーのトリックを絡めたりして上手く誤魔化した。残飯が無いとクレベースレベルの耐久でも割とカツカツで体力管理がシビアだった。鉢巻悪テラスファングパオが厳しいことや、格闘技半減なためフェアリーテラスも候補になるが、環境に鋼テラスが多いため格闘での採用となった。

役割対象:悪ウーラオスカイリュー、パオジアン、トドロクツキ等

<クレセリア@ラムのみ>

テラスタイプ:鋼

月の光/瞑想/冷凍ビーム/サイコキネシス

穏やかH236 D252 S20

瞑想挑発ガチグマ受け。当初は瞑想挑発ガチグマ、嘘泣きガチグマや気合いパンチガチグマを受けれる黒い霧ミラコミロカロスを使っていたが、最終的には汎用性のあるクレセリアになった。テラスタルを切ることでハバタクカミやサーフゴーに強くなる。カイリューや、テラス前のガチグマ意識で冷凍ビーム、ショックと選択だが毒タイプの弱点をつけて、瞑想前の火力が出るサイコキネシスを採用した。欠伸ガチグマ、キラフロル、グライオン等を意識して持ち物はラムのみにした。最終日の最後の方はかなり頑張ってくれた。

役割対象:ガチグマ、キラフロル等

<ピクシー@火炎玉>

テラスタイプ:草

月の光/まねっこ/トリック/ムーンフォース

図太いHB特化

マジックガードの火炎玉ピクシー。当初は命の珠で採用していたが、剣舞ラオスカイリューに通ると大きい火炎玉トリックで採用した。さらにディンルーのステロカタストロフィやドヒドイデのどくびし、その他キョジオーン等に生きるまねっこを採用した。テラスタイプだが、モロバレル等の草タイプがいない関係で水オーガポンやキノガッサが重たいのでそれらにテラス切って対応出来る草テラスで採用した。チオンドヒドグライのような並びも完封出来て強かった。

役割対象:カバルドン、チオンジェン、グライオン、悪ウーラオス

<ママンボウ@突撃チョッキ>

テラスタイプ:ゴースト

クイックターン/熱湯/アクアブレイク/ミラーコート

生意気HD特化

クイックターンで全てを手に入れたポケモンヒードランに安定する神。こいつがいるのといないのとではヒードランのキツさが全く異なる。またHPが272なので、コノヨザルの命懸けに投げたりしていた。テラスタイプについてだが、ギロチンクワガノン、ボディプレスジバコイル意識でゴーストテラスで採用した。

役割対象:ヒードラン、サーフゴー、クワガノンジバコイル

<ハピナス@毒針>

テラスタイプ:水

タマゴ産み/瞑想/投げつける/火炎放射

穏やかH4 B252 D252

いつもの特殊受け。サーフゴーを単体で見れるので純正受けループでは必須だと考えている。サーフゴーのトリック対策で投げつける、ガチグマに無効にされず、サーフゴーや裏のパオジアン等に通る火炎放射を採用。火炎放射は思わぬ所で焼いてくれてイージー取れることがあった。また、上位との戦いでは、毒針投げつけるが読まれることが多いため、本来なら引くタイミングでサーフゴーが突っ張ったりするので、投げつけるのタイミングが非常に重要だった。イーユイは投げつけるが通らないとめちゃくちゃキツいのでドヒドイデ絡めて頑張った。イーユイ意識で水テラスで採用した。

役割対象:イーユイ、サーフゴー、ハバタクカミ、テツノツツミ等

【選出、立ち回りについて】

<選出>

基本選出であり最も強い選出がドヒドイデハピナスクレベース チオンジェンやカバルドン等がいる時にはピクシーヒードランがいる時にはママンボウを選出したい。クレセリアはガチグマやキラフロルに投げたい。 基本的には役割対象に投げるだけなので選出について解説することはあまり無い。

<テラスを切る判断>

相手の構築、選出によってこちらのテラスを切るポケモンを考えなければいけない。例えば、炎オーガポン悪ウーラが同時に選出されていた場合は、クレベースに格闘テラスを切らないと負けである。従って、対オーガポンに対してドヒドイデなるべくテラスを切らずに立ち回る必要がある。またクレベースがテラスを切ればオーガポンに弱くなくなるので何とかなる試合が多かった。基本的にテラスを切ることが多いドヒドイデクレベースどちらにテラスを切るべきかを考えながら立ち回る必要がある。

【後語り】

<ポケモンにおける努力とは何か>

シーズン1の参考値としてのレートを除けば、初めて2100に乗せることが出来た。僕は今シーズン、胸を張って努力したと言える。どれだけ潜るのかが努力では無く、考えて考えて考えし尽くすことこそ努力だと感じた。努力と言えるかは諸説だが、僕は毎日「構築ノート」というものを書いていた。今使っている構築はどういう並びなのか、課題、負けの理由、勝ちの理由を日々まとめていた。学校の授業では全授業で「構築ノート」を書いていた。まあ、結局努力というより、好きでやってるだけなんだけどね。 今度機会があったら見せたいと思う。

<シーズン振り返り、感想>

人生で1番考えて、でもちょっとしか勝てなくて 色んなことを感じることが出来たシーズンでした。周りに比べてセンスも無ければ成長も遅いですが、長い間忍耐強く続けられるのが自分の強みなので、これからも他人に嫉妬し、自分の才能の無さに絶望しつつも、僅かな成長の喜びを感じながらポケモンしていきたいです。

<ポケモンは疑問だらけ>

今期ははぎもん無しに語れない。クレセやまねっこを教えてくれたのも彼である。めちゃくちゃ色んなことを教えてくれた。毎日彼は社会人な上ポケモンやっていないのにも関わらずこんなクソガキの相手してくれて、本当に感謝している。ありがとう、はぎもん。憧れである。

スペシャルサンクス】

・当然のはぎもん(敬称略)、感謝LvMAX

・度々通話して下さった方々

・スペサン皆勤賞V.M

・X(旧Twitter)で応援や祝福のリプをくれた方々

質問等あれば@HDToxapexまでどうぞ